今回は、森田 恭通著「未来を予知する妄想の力」を読んだので、その内容をレビューします。
・世界で活躍する人の仕事術を学びたい人
・人間力を高めたいと思っている人
・人脈の広げ方を知りたい人

超ポジティブで滅多なことでは怒らない。交友関係はジャンルや年代問わず多岐に渡り、錚々たる経営者には悉く可愛がられる。人の心を一瞬で掴み仕事に繋げる森田の、妄想を戦略的に利用した仕事術を初公開する!
「未来を予知する妄想の力」の内容
「未来を予知する妄想の力」は、2020年11月19日に出版されたビジネス書です。
インテリアデザイナーとして国内外で活躍されている著者の森田 恭通さんが、仕事における独自哲学を紹介している一冊です。

そんな本書の中から、どんな仕事にも役立つ仕事術を紹介します!
妄想力を高める
「みんなが行きたい場所、自分が行きたい場所を作ること」
18歳で最初に手がけた物件「COOL」を作った時から、プロのデザイナーとしてこれを叶え続けている、と書かれていました。
クライアントから仕事を受けた際は、クライアントとエンドユーザーの考えているイメージを理解して、妄想を繰り返す。
例えばレストランなら、女性とどんなデートでどんなシュチュエーションで使うかを自分がお客さんになったつもりで具体的な妄想デートを繰り返す。
妄想力が高くなればなるほど、問題解決のための柔軟な思考が生まれていきます。
会話においては、「次は何を言われるのか?」と常に未来を予測して最善の答えを探ることができます。
妄想するコツとしては、自分が何が好きなのかを深り掘り下げて、いかに楽しみながら妄想するかがポイントだと思います。
思うがままに妄想をメモに書いたりして思考の整理をし、どんどんアウトプットすることが、現実化への近道の1つになるかもしれませんね。
相手の期待を超え続けること


これは仕事において一番大切なことだと、改めてこの本を読んで思いました。
・人に会うときはお土産話を必ず持っていく
あの人に会うと、「何かサプライズがあるんじゃないか?」というハッピーを与えられ、また会いたいと思ってもらえるようになる、ということが書かれています。
お土産というと、お菓子などのイメージがあると思いますが、そういった”物”だけではなく、お土産になる”話”というのは、相手に有益な情報やハッピーを与えること。
クライアントや周りに愛される人間力の身につけ方で大事なことは、「相手の期待を超え続けること」
それを準備することは、相手のことを考えた上でアンテナを張るということに繋がりますね。
これは常に意識していたい、と思わせられました。
自分のニュートラルをアップデートし続けること
何かしらの選択をするときに、心の中の”振り子”が振れていると表現されています。
なぜ振り子が振れているのかを考えていくと、自分という人間が何に反応しているのか、少しずつわかってくる。
人生は選択の連続。
心の中の振り子がどんな風に振れているか、自分を俯瞰で見て向き合う。
それを蓄積していけば、常にニュートラルポジションはアップデートし続けられるということが書かれています。
必要な選択に迫られたとき、例えば感情のムラがあるな。と思うことがあれば、次から冷静な判断をしようと考えるかもしれません。無難な道にしか進んでいないな。と思うことがあれば、次は新しい方に挑戦したいと考えるかもしれません。
最後に
この本の巻頭には、森田氏が手掛けられたデザインや物件などの写真が数点掲載されてあります。
その素敵な作品を見返しつつ、大きなチャンスを次々と手にしていくストーリーを読み進めて行くことができます。
世界中からオファーを受ける妄想・・・出来るようになりたい!
だって、妄想は自由ですもの!(笑)
今回紹介した本はこちら

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